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ありふれたシジミチョウ [蝶]

ルリシジミとヤマトシジミ

世の中には派手なものと地味なものが1:100の割で生きている。
日本の蝶の世界では、大型のものが目に付き、
小型のシジミチョウやセセリチョウは蛾と間違えられ正当な評価を受けない。

ここで登場するのはシジミチョウの中のヒメシジミチョウ亜科の2匹である。
庭に水を撒くといつも慌てて飛び交うのがシジミチョウである。
夕刻になると行動が鈍り、良く止まってくれるので写真を撮り易い。

ヤマトシジミ
PICT0031.JPG

この蝶は本州以西でよく見かける。シジミチョウの仲間は止まっている時には羽根を閉じているため、
表側の色は分からないが飛んでいるときには青っぽく見える。確かに、羽根を開くときれいな色が見える。
食草はカタバミである。今、青紫蘇の花に止まっている。


ルリシジミ
PICT0036.JPG

もっとも良く見かけるシジミチョウである。名前から想像するイメージに合わない地味な蝶に見える。
しかし羽根を拡げると空色が一部黒い色で縁取られ高貴な感じさえする。
食草はマメ、バラ、タデ、ミカン科の植物である。ちょうど咲き始めたヤナギタデの花に止まっている。
花弁の味は分からないが蕾ですらピリッとする。
「タデ吸う蝶も好き好き」とは言えないが、
ルリシジミと違い、ヤマトシジミはタデに止まらない。
多分、ヤマトシジミはタデがお好みではないらしい。

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